概要
Pythonは、データ分析や人工知能、Webアプリケーションなど、幅広い用途で使用されるプログラミング言語です。
今回は、Pythonを活用している企業の1つを紹介します。
詳細内容
株式会社メルカリは、オンラインフリマアプリ「メルカリ」を運営している企業であり、Pythonを主要なプログラミング言語として活用しています。
具体的には、メルカリでは以下のようにPythonを活用しています。
1. サーバーサイド開発
メルカリのバックエンドでもPythonが活用されており、Webサービスに必要な機能を提供しています。
PythonのWebフレームワークであるDjangoを用いて、商品の登録や検索、ユーザー情報の管理など、多くの機能が実装されています。
2. 機械学習
メルカリでは、商品の価格推定などに機械学習を活用しています。
そのため、Pythonの機械学習ライブラリであるScikit-LearnやTensorFlowを用いて、分類や回帰、クラスタリングなどの処理を実行しています。
また、こうした機械学習のプログラムは、データの前処理や可視化にもPythonが活用されています。
Pandasを用いたデータの整形や、Matplotlibを用いたグラフの描画といった処理がその例です。
3. インフラストラクチャー
メルカリでは、Pythonを使った自動化ツールの開発も積極的に行っています。
例えば、サーバーのスケールアウト時に必要な自動インストールや、AWSリソースの起動・停止などを、Pythonスクリプトで自動化しています。
また、Pythonの各種モジュールを組み合わせて開発されたAnsibleといった自動化ツールを使うことで、インフラストラクチャーの構成管理やビルド・パッケージ化などの業務も効率化しています。
以上のように、メルカリではPythonをサーバーサイド開発や機械学習、インフラストラクチャーなどに幅広く活用しており、効率的なシステム開発や業務効率化に貢献しています。
こうした取り組みから、メルカリは高い技術力と開発力を持つ企業として注目を集めています。
【参考コード】
以下は、Pythonのデータ分析ライブラリであるPandasを用いたデータの読み込みと加工の例です。
python
import pandas as pd# csvファイルからデータを読み込み
data = pd.read_csv('sample.csv', encoding='utf-8')# データの欠損値を置換
data.fillna({'列名1': '補完値1', '列名2': '補完値2'}, inplace=True)# 列の名前を変更
data.rename(columns={'元の列名': '新しい列名'}, inplace=True)# データフレームの行を条件によって抽出
selected_data = data.query('列名 > 100 and 列名2 < 50')
コメント