pythonのopenpyxlとは
openpyxlは、PythonでExcelファイルを扱うためのライブラリです。
Excelファイルを読み込んで、セルの値や書式、シートの数や名前などを取得することができます。
また、新しいExcelファイルを作成して、セルに値を書き込んだり、書式を設定したり、グラフやチャートを作成したりすることもできます。
openpyxlは、Excelのバージョン2010以降の.xlsxファイルをサポートしています。
このライブラリは、簡単な操作でExcelファイルを扱えるため、ビジネスアプリケーションやデータ解析などの分野で幅広く使われています。
また、ドキュメントやテストデータの作成などにも利用されます。
ライブラリのインストール
openpyxlをインストールするには、以下のコマンドをコマンドラインで実行します。
pip install openpyxl
もし、PythonがWindowsにインストールされていない場合、Pythonをインストールする必要があります。
Pythonをインストールした後、上記のコマンドを実行することで、openpyxlをインストールすることができます。
Pythonコード例
Openpyxlを使ったPythonコードの例をいくつか紹介します。例1: Excelファイルを開いて、特定のシートの値を読み取る
from openpyxl import load_workbook# Excelファイルを開く
workbook = load_workbook(filename="example.xlsx")# シートを取得
sheet = workbook["Sheet1"]# 特定のセルの値を取得
value = sheet["A1"].valueprint(value)
このコードでは、Openpyxlを使ってexample.xlsxというファイルを開き、Sheet1という名前のシートを取得して、A1という特定のセルの値を取得しています。最後に、取得した値を印刷しています。例2: 新しいExcelファイルを作成して、セルに値を書き込む
from openpyxl import Workbook# 新しいExcelファイルを作成
workbook = Workbook()# シートを選択
sheet = workbook.active# セルに値を書き込む
sheet["A1"] = "Hello"
sheet["B1"] = "world!"# ファイルを保存
workbook.save(filename="example.xlsx")
このコードでは、Openpyxlを使って新しいExcelファイルを作成し、アクティブなシートを選択して、A1というセルに「Hello」という文字列を書き込み、B1というセルに「world!」という文字列を書き込んでいます。最後に、ファイルを保存しています。例3: グラフを作成して保存する
from openpyxl import Workbook
from openpyxl.chart import BarChart, Reference# 新しいExcelファイルを作成
workbook = Workbook()# シートを選択
sheet = workbook.active# データを書き込む
for i in range(1, 6):
sheet.cell(row=i, column=1, value=i)
sheet.cell(row=i, column=2, value=i * 2)# データの参照範囲を指定
data = Reference(sheet, min_row=1, max_row=5, min_col=1, max_col=2)# グラフを作成
chart = BarChart()
chart.add_data(data)# グラフの書式を設定
chart.title = "Sample Chart"
chart.x_axis.title = "X"
chart.y_axis.title = "Y"# グラフをシートに追加
sheet.add_chart(chart, "D4")# ファイルを保存
workbook.save(filename="example.xlsx")
このコードでは、Openpyxlを使って新しいExcelファイルを作成し、アクティブなシートを選択して、A列とB列にデータを書き込んでいます。次に、データの参照範囲を指定してグラフを作成し、タイトルと軸ラベルを設定しています。最後に、グラフをシートに追加してファイルを保存しています。
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