概要
Pythonは、シンプルで扱いやすいオープンソースのプログラミング言語であり、多くの企業で実務レベルで利用されています。
Pythonには幅広いライブラリが存在し、Webアプリケーション、データ分析、人工知能といった分野で活躍しています。
今回は、Pythonを活用している企業で実際に使われているコードを紹介します。
詳細内容
1. DropboxDropboxは、ファイルストレージと共有サービスを提供しています。
DropboxがPythonを採用している理由は、Pythonのコードがシンプルで読みやすく、生産性が高いためです。
Dropboxでは、File Access APIとしてPythonのライブラリであるDropbox SDKを使用しています。
以下は、PythonでDropbox SDKを使用してファイルをアップロードする例です。
python
import dropboxaccess_token = <アクセストークン># Dropbox接続用オブジェクト作成
dbx = dropbox.Dropbox(access_token)# ファイルのアップロード
with open("file.txt", "rb") as f:
dbx.files_upload(f.read(), "/folder/file.txt")
2. InstagramInstagramは、写真や動画の共有サービスです。
Instagramでは、Pythonを主要な言語として使用しています。
Instagramでは、Pythonを使用して、負荷テスト、トラフィック管理、データ解析などに活用しています。
以下は、PythonでInstagram APIを使用して、指定されたタグの最近の投稿を取得する例です。
python
import requests, jsontag = "cat"
url = "https://www.instagram.com/explore/tags/" + tag + "/?__a=1"# Instagram APIからタグの情報を取得
response = requests.get(url)
data = json.loads(response.content)# タグに関連する投稿のリストを取得
posts = data["graphql"]["hashtag"]["edge_hashtag_to_media"]["edges"]# 投稿の情報を出力
for post in posts:
print(post["node"]["display_url"])
3. GoogleGoogleは、多岐にわたるサービスを提供していますが、そのほとんどがPythonで開発されています。
Googleでは、Pythonを使って、Webアプリケーションの開発、データ分析、機械学習などに活用しています。
以下は、PythonでGoogle Cloud Vision APIを使用して、イメージを分析する例です。
python
import io
import osfrom google.cloud import vision
from google.cloud.vision import typesos.environ["GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS"] = "path/to/credentialkey.json"# Vision API接続クライアント作成
client = vision.ImageAnnotatorClient()# イメージファイルを読み込んでImageオブジェクトを作成
with io.open("image.jpg", "rb") as image_file:
content = image_file.read()image = types.Image(content=content)# Vision APIにリクエストしてイメージを分析
response = client.label_detection(image=image)# 分析結果を出力
print(response.label_annotations)
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