要約
Pythonは、汎用性が高く簡潔なコードで書けることから、ビジネスシーンでも広く利用されています。
今回は、実際にPythonを活用している企業の例を2つ紹介します。
詳細内容
1. ヤフー株式会社
ヤフー株式会社は、日本の大手インターネット企業であり、検索エンジン「Yahoo! Japan」やオークションサイト「Yahoo!オークション」などを運営しています。
ヤフーでは、Pythonを主にデータ分析や機械学習の分野で活用しています。
具体的には、以下のような活用事例があります。
・広告効果分析
ヤフーは、広告主向けにさまざまな広告配信サービスを提供しています。
その広告効果を分析するために、Pythonを用いたデータ分析が行われています。
たとえば、広告クリック数やコンバージョン率などのデータを収集し、解析して広告の改善点を探すことができます。
・自然言語処理
ヤフーでは、自然言語処理にもPythonを活用しています。
日本語の文章を解析し、キーワードの抽出や意味の理解などを行うためにPythonのライブラリであるMeCabやNLTKを利用しています。
・機械学習
機械学習の研究開発にもPythonを用いています。
たとえば、ヤフオク!の商品画像からのキーワード抽出や、商品の自動分類などに機械学習を導入しています。
その際には、Pythonの機械学習ライブラリであるscikit-learnやTensorFlowを利用しています。
以下は、Pythonを使ったMeCabを用いた自然言語処理の例です。
“`Python
import MeCabtagger = MeCab.Tagger(“-Owakati”) #分かち書き
text = “私はPythonが好きです”
result = tagger.parse(text)
print(result)
“`2.株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
株式会社リクルートマーケティングパートナーズは、リクルートグループのマーケティング会社で、インターネット広告やデータ解析などを行っています。
Pythonの活用事例としては、以下のようなものがあります。
・自動化ツール
リクマパでは、WebスクレイピングやAPIを利用したデータ取得を自動化するためにPythonを活用しています。
たとえば、競合他社のWebサイトから価格情報を収集する場合には、PythonのライブラリであるBeautifulSoupを用いたスクレイピングを行います。
また、Google AdWordsやTwitter AdsなどのAPIからデータを収集する場合にもPythonを活用しています。
・データ解析
リクマパでは、収集した大量のデータを解析するためにPythonを用いています。
たとえば、Webサイトのアクセス解析をする場合には、Google AnalyticsのデータをPythonのライブラリであるpandasで扱うことができます。
また、機械学習による顧客分析やマーケティング施策の予測にもPythonを活用しています。
以下は、Pythonを使ったBeautifulSoupを用いたWebスクレイピングの例です。
“`Python
import requests
from bs4 import BeautifulSoupurl = ‘https://www.example.com’
response = requests.get(url)
soup = BeautifulSoup(response.content, ‘html.parser’)
print(soup.prettify())
“`
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