要約
こんにちは、今日はPythonを実際にビジネスに活用した日本企業の例を紹介します。
Pythonは、データ分析やWeb開発など、幅広い分野で使われています。
日本の企業でも、Pythonをビジネスに活用している例があります。
実際のコードを交えて、その例を見ていきましょう。
詳細内容
はい、では実際の例を見ていきましょう。
## 1. GMOペパボ株式会社GMOペパボ株式会社は、Webサイトの運営やインターネットサービスの提供を行っている企業です。
Pythonをビジネスに活用している一つの例としては、「PyCon JP 2017」で発表された「PythonでスケールしなかったWebアプリケーションを救済する5つのTips」が挙げられます。
そのなかで、下記のようなコードが紹介されました。
“`python
@app.before_request
def set_auth():
if request.path.startswith(‘/static/’):
return
if ‘auth.user_id’ in session:
g.user_id = session[‘auth.user_id’]
g.user_nickname = session.get(‘auth.user_nickname’)
return
g.user_id = None
g.user_nickname = None
if request.endpoint in [‘dashboard.home’, ‘dashboard.register’]:
# 無限リダイレクトしないように判定
return
return redirect(url_for(‘dashboard.register’))
“`このコードは、PythonのWebフレームワークである「Flask」を使用して、Webアプリケーションの認証機能を実装している部分です。
特に、`before_request` decoratorを用いて、リクエストが送信される前に、ユーザの認証情報を設定しています。
また、`g`というグローバル変数を利用して、ユーザ情報を保持しています。
## 2. 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ株式会社リクルートマーケティングパートナーズは、オンライン広告事業などを展開している企業です。
Pythonをビジネスに活用している一つの例としては、データ分析プラットフォーム「Databricks」を活用していることが挙げられます。
Databricksは、Pythonで書かれた分散処理エンジン「Apache Spark」を利用した分析プラットフォームで、リクルートマーケティングパートナーズでは、このプラットフォームを活用して、大量のデータを分析しています。
以下は、Databricks上で実行されたPythonのコードの一例です。
“`python
import pandas as pddf = spark.read.load(‘example.parquet’)
df.createTempView(“example_table”)
df2 = spark.sql(‘SELECT * FROM example_table WHERE value > 0.5’)
pandas_df = df2.toPandas()print(pandas_df.head())
“`このコードは、「example.parquet」というParquetファイルからデータを読み込んで、`createTempView`メソッドを用いて、Sparkのテーブルに変換しています。
そして、SQL文を用いて、`value`カラムの値が0.5より大きいデータを抽出しています。
最後に、`toPandas`メソッドを用いて、Pandasのデータフレームに変換しています。
## 3. LINE株式会社LINE株式会社は、モバイルメッセージングアプリ「LINE」を提供している企業です。
Pythonをビジネスに活用している一つの例としては、「LINE製品の多言語テキスト自動生成プラットフォーム」が挙げられます。
このプラットフォームは、Pythonで書かれた自然言語処理の技術を用いて、多言語対応のテキストを自動生成することができます。
以下は、同社によって公開されているコードの一部です。
“`python
from googletrans import Translatordef translate_text(text, src, dest):
translator = Translator()
result = translator.translate(text, src=src, dest=dest)
return result.text
“`このコードは、Pythonのパッケージ「googletrans」を用いて、Googleの翻訳APIを呼び出しています。
`translate_text`関数は、翻訳するテキスト、元言語、目的言語を引数として受け取り、翻訳結果を返します。
これを用いることで、多言語対応のテキストを自動生成することができます。
以上、Pythonを実際にビジネスに活用した日本企業の例を紹介しました。
これらの企業は、Pythonを活用することで、業務の効率化や新しいビジネスモデルの構築など、多くのメリットを得ています。
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